形見とて何か残さむ

備忘録。雪のように消えるのが夢。

3の29

私が言いたいことはつまり「私という個人は存在するのか」ということなのであって、このことを考える方法は別に創作である必要はないのでした。

ネットの海には、これは私ではないかと思えるような人がいっぱいいます。私の個性は解体していけば個々としては同一の存在が出てくるでしょう。その組み合わせの一つが私なら、私が一人しかいないという保証はどこにもない。

こんな話を「ディスコ探偵水曜日」でしていたような気がします。最近、私の考えは全て自分が今まで読んできた物語からの引用に思えて仕方がないです。引用の寄せ集めには何の新規性も見いだされない。私には何の新規性も独自性も存在しない。